結婚式準備が進む中で生じる不安やトラブルがおきた際に、どこに相談すればいいか分からないという悩みを抱える新郎新婦も少なくありません。その際に会場所属のウェディングプランナーや、企業と提携している結婚相談カウンターに相談しても、納得のいく回答が得られないケースも。そんなときは、フリーランスのウェディングプランナーに『セカンドオピニオン』として、まずカウンセリングを受けてみるという解決方法があります。どこにも所属しないウェディング業界のプロとして、忖度のない冷静な第三者の目で不安の原因を突き止め、『ポイントプロデュース』で担当プランナーや新郎新婦を部分的にサポートすることで、不安と不満の解決策を提示することも可能なのです。
もくじ
結婚式準備の不安やトラブルを相談したい!相談先は誰に相談する?
結婚式の準備は、人生でそう何度もあるものではなく、大多数の人が初めて取り組む大きな計画です。結婚式費用も招待ゲストも準備に関わる人もだんだん大きくなると、併せて責任感やプレッシャーも大きくなります。はじめてのことばかりなのに、期限つきのさまざまな難問の選択を迫られる日々…。
そんなとき、信頼のおける誰かに「相談したい」と思うことは自然なこと。そんなとき、どこに相談したらいいのでしょうか。
最も身近な相談先は両親、兄弟姉妹、友人や同僚など
人生でおきる、さまざまな出来事の相談相手として、真っ先に浮かぶのは身近な肉親や友人、仕事の同僚など、親密な人たちてせはないでしょうか。
身近な友人や同僚、兄弟姉妹に相談するメリット・デメリット
自分の考え方や感じ方に近く、一番に等身大で話せる身近な相手ですが、結婚式の知識やおもてなし面のマナー知識などに関してはどうしても乏しい面も。
また、自分と立場が違う友達には相談しづらい面や、立場が同じでも結婚式に対する観念や考え方が違うと、共感してもらえない部分も出てくるでしょう。
ただ、自分の気持ちに対する共感度は高いため、マリッジブルーの気分転換や愚痴のような話をしたい際には、心強い相談相手になってくれるでしょう。
自分の親や年配のひとに相談するメリット・デメリット
自分の親は、親族ゲストの情報や親族間の冠婚葬祭の金銭ルール、年配ゲスト招待の際に押さえておくべきおもてなしやマナーのポイントについて詳しく相談できる、心強い味方。
何より結婚式の際には金銭的な援助をしてくれるケースも多いため、結婚式準備の相談は親抜きでは語れない側面もあります。
しかし、親世代の結婚式に対する考え方と、現在の結婚式のトレンドや常識は大きく変わっているため、すべてを親頼りにするのも難しでしょう。
結婚式相談のプロフェッショナルは「ウェディングプランナー」か「相談カウンター」
しかし、結婚式準備では大きな費用がかかるうえに、セレモニーやパーティをつつがなく計画するには、結婚式に対して専門的な知識をもつ、冷静かつ客観的な第三者の意見がとても頼りになります。家を買う際にファイナンシャルプランナーに資金や借入の相談をしたり、家計や保険を客観見直してもらうのと同様です。
結婚相談カウンター(ウェディングサロン)に相談するメリット・デメリット
結婚式に関する相談で、検索して真っ先に出てくるのが「相談カウンター(ウェディングサロン)」。結婚式会場紹介の業者が提供する相談窓口です。各社が提携している会場の中から希望に合った会場の紹介を始め、結婚式準備の初心者で右も左も分からない状態でも、結婚式準備や下見の際のコツなどを丁寧に教えてくれることも。
まさに結婚式準備の導入にはぴったりなのですが、紹介会場先に関しては、ある程度のノルマや提携業者への忖度が含まれているのでは…という疑問も否めないでしょう。
ウェディングプランナーに相談するメリット・デメリット
一番トレンドの結婚式の知識をもち、たくさんの新郎新婦の悩みに接し、多くの事例を経験しているウェディングプランナー。会場下見の案内説明や費用見積りの際に最も相談にのってくれ、会場決定後も結婚式準備が開始したら、親友より親より相談に最適で、心強い味方になってくれるパートナー…のはずですが、実は担当プランナーとの相性が合わなかったり、ふとしたミスが重なって不信感を抱いてしまい、結婚式準備の一番の不安要素になってしまうことも少なくはないのです。
結婚式の担当プランナーやスタッフと相性が合わない!トラブル発生の原因は?
結婚式のふたりの満足度を左右するのは、実は会場の良し悪しではなく、担当するウェディングプランナーが誰なのか、という点も非常に大きなウェイトを占めています。そんな責任重大なウェディングプランナーや、その他の準備に関わる担当スタッフとのトラブルやクレームは、結婚式自体のプランが揺らぐほど大きな問題に発展することもあるようです。 どのようなケースがあるのでしょうか。
担当が変わることでの伝達ミスやプランニング力の不足
人が何か大きな決断をするときには、その時対応してくれたプランナーや営業担当の対応スキルや人間的魅力がとても大きく作用します。しかし会場によっては、その時対応してくれた担当者と準備は別のプランナーに引き継ぎされるケースもあるのです。契約時の内容と打ち合わせの内容が引継ぎミスで違っていたり、プランナーの性質や対応力、提案の方向性が契約時に魅かれた方向性と違っていた場合、「話が違う」「自分の意図を汲んでくれない」「提案力がない」「伝達ミスが多い」と不満や不安がたまっていって、トラブルまで発生するケースが考えられます。
特に金銭面にかかわる引継ぎミスがあった場合や、当初の見積り以上のプランを強引に勧められた場合などは即座にクレームに発展するケースも。
担当者が多忙すぎてのスケジュール過多と連絡不足
逆に会場見学から結婚式当日まで一貫して1人のプランナーがサポートする「担当一貫性」で起こりやすいのが、スケジュール過多による打合せ後の連絡遅延と連絡不足。特に人気のプランナーに契約が集中してしまい、1人で何十組も並行してプランニングをおこなっているケースもあります。ちょっとした質問メールの返信がなかなかかえってこない、今すぐ相談したいのに、次の打合せは1カ月先まで予約がいっぱい…など、人気者ゆえにやりとりがスムーズにいかず、不安や不満がたまってしまうこともあるのです。
担当スタッフに想いが伝わらない…このまま決めていいのか不安
ウェディングプランナーだけでなく、ヘアメイク担当や衣装コーディネーターと意見が合わず、または上手に説明することができずに、想いが伝わらないという悩みも多いようです。
解決策は担当プランナーの変更?結婚式会場のキャンセル?そのまま継続?
会場の決定前でも決定後でも、担当プランナーと相性が合わないと感じた場合、そのままにしておくと結婚式準備は決してスムーズには進まないことは明白です。
解決策としては(1)担当プランナーを変更してもらうか、(2)会場をキャンセルして新しく会場探しから始めるか、(3)解決策を見出しプランナーとの関係を継続するか…
答えが難しい問題なのです。
会場キャンセルを選んだ場合も、一旦契約済みであれば比較的早い段階からキャンセル料金がかかりますし、手付金はかえってきません。担当変更をお願いする場合も「自分たちの感じていることはわがままなのか?」と不安に思い、迷ってなかなか言い出せないままというケースもよくあるのです。
結婚式準備相談のセカンドオピニオンとしてのフリーウェディングプランナーの役割
現在、どの会場や企業にも所属していない、フリーランスのウェディングプランナーの認知度がすこしづつ上昇しています。フリーのプランナーは独立前にウェディングやパーティのプロデュースを豊富に経験している人がほとんど。
そんなフリープランナーの役割には、会場専属のプランナーにはない「セカンドオピニオン」の役割があります。
セカンドオピニオンとは、結婚式準備にまつわる不安の相談窓口
フリーのウェディングプランナーに結婚式準備の不安や悩みを相談するメリットとしては、次のような点が挙げられます。
【セカンドオピニオンの役割とメリット】
- 所属している企業や法人がないので公正な第三者としてアドバイス
- 抱えている不安の要因をプロの知識と情報から冷静な視点で判断
- 担当プランナーの不得意な部分をポイントプロデュースで補うことも可能
- 抱えている案件を自分で調整できるので不安や疑問に対しての回答がスピーディ
初回カウンセリングは無料であることがほとんどであるため、まずは自分の抱えている不安を相談してみましょう。フリーのウェディングプランナーは冷静なプロの目線から、さまざまな解決策を提案してくれます。カウンセリングで導き出された解決策に納得ができたら、そのまま『ポイントプロデュース』を依頼することが可能です。
フリーのウェディングプランナーが担う『ポイントプロデュース』とは
ウェディング業界の一般的な規約を踏まえたうえでの費用の相談や、場合によっては担当プランナーとの打合せにも同行してくれます。
また、担当プランナーやスタッフの提案力不足や気持ちの汲み取り不足で、新郎新婦が不満に感じている部分を補う「ポイントプロデュース」によって、結婚式準備を正常かつ円滑に、満足度の高いプランになるよう補助する役目を担ってくれるのです。
【ポイントプロデュースの項目例】
- 結婚式準備・費用についてのカウンセリング
- 結婚式のコンセプト・テーマの決定
- 結婚式会場探し、提案
- 会場側との交渉への付き添い
- 結婚式プラン、演出、プログラム作成
- アイテム探し・手配・交渉の代行
- 司会やカメラマンなど業者手配・打ち合わせ手配
- 結婚式費用の見積もり診断、費用相談
- 結婚式準備トラブル相談
- 会場、衣装選び、ヘアメイクリハ同行
- 当日同行 など
依頼料金はプロデュース内容によってまちまち。基本は新郎新婦と相談の上で決定
ポイントプロデュースの依頼料金は、相談内容の範囲やプロデュースにかかわる深さ、労力によって変わってきます。
基本的には相談内容から判断し、プランナーが提示した料金を依頼者である新郎新婦が合意のうえで契約が結ばれます。
結婚式準備で担当プランナーとの相性は重要。ストレスのない結婚式準備を
結婚式は一生に一度の大きなイベントです。一生の思い出になる結婚式が実現には、信頼のおける相談先や、担当ウエディングプランナーと良い関係を築いていくことがとても重要です。そのためにも、自分が結婚式準備で不安を抱え続けていたり、担当プランナーに不満・不安を抱えてしまった場合は、一度冷静になって、その理由を早く見極めるためにも、相談先としてセカンドオピニオンとしてフリーのウェディングプランナーに相談する選択肢を検討してみてくださいね。