フリーランスのウェディングプランナーと一緒に創り上げる結婚式の魅力とは?依頼する前に知りたい5大メリットを紹介

更新日:2021.04.22

画像

人生において、大切なイベントである結婚式の準備の中で、重要な役割を担うウェディングプランナー。しかし今までの日本のウェディング業界は、新郎新婦がウディングプランナーを自主的に自由に選ぶことは、難しいのが現状でした。現在増加しているフリーランスのウェディングプランナーに、自由に選んで依頼することは、新郎新婦側にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。会場や企業に属するプランナーの特徴と分かりやすく比較してみましょう。

フリーランスのウェディングプランナーと企業所属のプランナーの違い

画像

いま、日本でフリーランスウエディングプランナーが増加していることをご存知でしょうか。
フリーランスウエディングプランナー(以下フリープランナー)とは、会場やプロデュース会社等の企業に雇用されるのではなく、新郎新婦に直接雇用されて契約を結び、仕事をするプランナーです。実は欧米では、ウェディングプランナーは会場に所属せず独立しているのが一般的。新郎新婦が結婚式を計画するには、まずどのような結婚式にしたいかを自分たちで決め、そのプランを実現するための補佐としてプロフェッショナルなプランナーを自ら探して会場選びから依頼する、という形式がほとんどです。
一方現在の日本では、結婚式を計画する際まず会場選びから始め、決定した会場に所属するプランナーに全てのプランニングを依頼するというのが主流でした。
しかし、日本でも現在、法人や企業に所属せず、自分たちのもつ経歴や資格など能力を活かして、おふたりらしい結婚式のプロデュースをアシストする『フリーランスのウェディングプランナー』が急増しているのです。

フリーランスのウェディングプランナーが注目されるようになった理由

フリープランナーのニーズが高まっている理由として、日本の結婚式の形態が変わってきたこと、企業所属のプランナーでは対応できないウェディングニーズにもフリープランナーが対応可能であるという点があげられます。今までのように「主流」とされてきた挙式・披露宴・二次会の形態のある程度点フレート化されたセレモニーやプログラムではなく、ふたりにあったセレモニーやパーティの形を模索するカップルが増えていることを実感している人も多いでしょう。結婚する上で、結婚式をやらないことを選択できる現在、「やるなら費用や内容ともに自分たちで納得のいく結婚式にしたい」と考えるカップルが増えるのは自然なことです。
さまざまなウェディングスタイルが認められつつあるいま、星の数ほどある会場の中から、自分たちのニーズにぴったりあったプランをもつ会場を探すのは時間も労力もかかるでしょう。結婚式会場が設ける枠組みや制約にとらわれない、どの組織にも所属しないウェディングプランナーの協力を得ることで、より自分たちのイメージにぴったりな、満足度の高い結婚式を実現できると考え方が浸透してきているのです。

契約スタイルや立場の違いで異なるフリープランナーに依頼するメリット

フリープランナーと会場所属のプランナーには、それぞれに属する立場や役割から、依頼するメリットが異なります。フリープランナーに依頼するメリットとして、大きく5つのメリットが挙げられます。
企業所属のプランナーとフリープランナーには、どちらもそれぞれの良さや依頼するメリットがあるため、それぞれの良さを比較した上で依頼を考えることをおすすめします。

【フリーランスのウェディングプランナーに依頼する5つのメリット】

  • 個人契約のためプランナーとの相性や能力を確認してから契約可能
  • 会場やプログラムの選択肢の自由度が高くなる
  • 所属ノルマや制約がないため中立かつ自由な提案が可能
  • 費用は安く済む傾向。諸経費もほぼ実費
  • 打ち合わせや連絡頻度が綿密できめ細やかなサポートが期待できる

【メリット1】個人契約のためプランナーとの相性や能力を確認してから契約可能

フリーのウェディングプランナーに依頼する最大のメリットは、ふたりが自由にプランナーを選べるという点です。結婚式におけるプランナーの仕事と役割は重要であるため、提案力や交渉力、自分たちとの相性などを確認してから慎重に依頼したい、という希望を叶えることができるのです。
通常は依頼前に、無料カウンセリングの時間が設けられていることが多く、そこで直接相談や提案を受けてから、依頼するかどうかを検討し、決めることができます。
また、フリーのウェディングプランナーは、実際に自分たちが手がけた実際の結婚式の内容などをブログやSNSで紹介していることが多いため、そこからどのようなプランナーかをじっくりと知ることもできるでしょう。
万が一、契約している間に不手際や契約不履行があった場合には、個人契約のため双方の話し合いのみで契約を打ち切ることも可能です。

企業所属のプランナーの場合…

企業に所属するプランナーは会場専属であり、ふたりは会場を運営する企業と契約を結びます。紹介されるプランナーはサービスの一環として企業側が選択するため、ふたりにプランナー指名の自由はありません。
企業所属のプランナーは基本的には所属会場の設備やシステム、サービス面、ウェディングスタイルなどを熟知したプロフェッショナル。そのため、会場のポテンシャルを、ふたりの予算内で最大限に引き出すプランを提案してもらえることが期待できるでしょう。
ただ万が一プランナーを変更を希望する場合には、企業側に正当な変更理由を伝えた上で、他のプランナーの担当スケジュールに空きがある場合にのみ変更が可能になるため、変更まで時間と労力を要します。

【メリット2】会場やプログラムの選択肢の自由度が高くなる

フリープランナーに依頼するもう一つの大きなメリットは、会場選びとプログラム時間の使い方の自由度の高さです。
特に会場選びは、ゲスト数や希望のロケーション、挙式やパーティでやりたい演出、二人の結婚式のテーマ、予算などを詳しくヒアリングして、二人の要望に合わせて会場をピックアップし提案してくれます。時間のない忙しいカップルは、会場選びたけをフリープランナーに依頼することも可能です。一般的なウェディングカウンターからの紹介と違って、企業とのしがらみもないため、顧客目線で本当にふたりのためを考えた会場提案が期待できます。
また、パーティの開始時間やパーティ時間の使い方なども考慮に入れた会場選択が可能です。普段パーティを行わないような美術館やガーデンなどの会場で、時間帯に縛られず、イレギュラーな時間から開始するフリースタイルなパーティにも対応してくれるでしょう。オーソドックスのパーティプログラムから、ふたりの希望を反映させたオリジナリティ溢れるプログラムまで希望に合わせて計画できます。

企業所属のプランナーの場合…

企業所属のプランナーの場合、会場規約や制約の枠内でのプラン提案になるため、ある程度「できること」の範囲は限られてきます。ただし選択肢が少ない分、その中でじっくりクオリティを高めたウェディングを行うことや、専属会場で長く培った経験から、あらゆる事態を予測しゲストに失礼のない行き届いたサービスを選択することが可能です。
会場側を選ぶ際にも、以前の企業経歴や口コミなどの評価から、ゲストにとって大切なサービス面など見えづらい部分の評価も事前に判断できる情報が揃っています。

【メリット3】所属ノルマや制約がないため中立かつ自由な提案が可能

画像

フリープランナーは立場上どの企業や会場にも所属していないため、企業側からのノルマや営業利益を得るためのしがらみがない関係です。
そのため、ふたりにあった会場やプランを中立的な立場から提案できる、というメリットがあります。司会者やカメラマン、フローリストやドレスブランド、引き出物などを発注するクリエイターも、持ち込み自由の会場であればふたりの要望や好み、予算にあった提案をしてくれます。
また、一旦他の会場に申込をして結婚式準備を始めたものの「この契約内容やサービスは一般的にみてどうなのか?」という疑問や不満が出てきた際に、ポイントでの相談にも乗ってくれます。一般的に見てどうなのかという判断や建設的な解決策を提案する『セカンドオピオン』としての相談窓口としての役割を依頼も可能です。

企業所属のプランナーの場合…

企業や会場所属として、ある程度利益を見込んだ提案になることが前提となっています。
ただし、会場内での制約があったとしても、力量のあるウェディングプランナーであれば、制約内の中で最大限ふたりの立場に立って要望に近づける努力をしてくれる方も多いでしょう。
選択肢が少ない分、忙しい方や時間のないにふたりにとっては、特に悩まずスムーズに決められるというメリットがあります。またどのプランにも、格式的に見てゲストに対して失礼のない範囲のサービスがセレクトされ盛り込まれているため、結婚式のマナー知識の下調べをしなくても安心して結婚式準備を進めることができるでしょう。

【メリット4】費用は安く済む傾向。諸経費もほぼ実費

基本的にフリーランスのウェディングプランナーの利益は依頼料(プロデュース料)に含まれており、他業者に依頼する際のマージン(仲介手数料)がかからないため、諸経費はほぼ実費での請求になります。そのため、トータルの金額で見ると、一般的な結婚式の費用より低く抑えられ傾向です。また、事前に総額費用の予算を伝えておけば、その費用額内でおさまるように会場やアイテムを提案する費用の調整役としての役割も担ってくれます。

企業所属のプランナーの場合…

企業や会場所属として、ある程度利益を見込んだ提案になることが前提となっています。下見の段階で一旦見積りを出した上で契約した後でも、サービス面のグレードアップやオプション追加などで、多くの場合結婚式費用は見積り段階より上昇する傾向です。
ただし、追加料金が発生した際も都度見積りを作成し確認をとった上で準備を進めてくれるため、費用明細は明朗ですし、万が一希望の結婚式が予算オーバーだった場合でも、調整してくれたり企業所属ならではの支払い提案(後払いやローン払い、分割払いが可能な会場も増加している)や相談にものってくれるでしょう。

【メリット5】打ち合わせや連絡頻度が綿密できめ細やかなサポートが期待できる

フリープランナーは様々な式場でたくさんの経験を積んだ方が独立しているケースがほとんど。熟練プランナーが、きめ細やかにサポートします。また、結婚式準備の始まりとなる会場選びから、結婚式当日の最後まで、すべての相談に乗り、すべてを見届けてサポートしてくれるのが基本の役割です。そのため、打ち合わせ時間以外にも、結婚式にまつわる悩みやそれ以外の相談にもきめ細やかに相談に乗ってくれる方が多いでしょう。
例えば夫婦間の意見の相違の仲立ちをしてくれたり、ふたりに代わって家族の意見をヒアリングしてくれたり、費用面やマナー面、ゲストのおもてになしに関する悩みなど、結婚準備で忙しくナーバスになりがちなこともしっかりサポートしてくれます。

企業所属のプランナーの場合…

担当するカップルの数を自分で自由に調整できるフリープランナーと異なり、企業所属のプランナーは同時期にかなりの組数のプランニングを担当しています。
また、会社によっては会場下見、打ち合わせ、当日と担当するプランナーやスタッフが異なることも多いことが多く、それぞれが役割の中で深い専門知識と技術をもって結婚式を創り上げています。中には担当一貫性といって、最初から最後まで1人のプランナーが担当することを打ち出している企業もありますが、それを見極めるには事前の情報収集が必要です。 企業所属の場合、プランナー側からお客様のプライバシーに積極的に踏み込むことは難しいため、悩みがある場合にはこちらから積極的に相談する姿勢が大切です。

フリーランスのウェディングプランナーに依頼するメリットを見極めて依頼しよう

フリーランスのウェディングプランナーに依頼するメリットは、自由度の高い結婚式をきめ細やかなサポートで実現できるという点にあります。自分たちが「こんな結婚式をこんな会場でやりたい」というイメージや想いが強い人にとっては、とても心強い味方になるでしょう。また、結婚式の準備は花嫁が中心と思われがちですが、フリープランナーに依頼することで、新郎の方が準備期間が楽しくなってしまい、結婚式準備に前のめりになる、というケースも多いようです。準備段階の心構えやメンタルもサポートしてくれるフリープランナーへの依頼を、選択肢としてぜひ検討してくださいね。

この記事を書いたライター

カテゴリー

未分類

タグ