家族や友人…大切な人との絆を深めるリゾートウェディングやステイウェディングとは。結婚式の時間も場所も、かけがえのない思い出に

更新日:2021.08.26

画像 大人数のゲストを招待してのフォーマルな結婚式開催が難しいいま、結婚式の本質を見直し、少人数ゲストを招待しての結婚式プランに注目が集まっています。その中でも、ゲストとより特別な空間と時間を過ごした思い出が作れる『宿泊型結婚式』として、リゾートウェディングを含む『ステイウェディング』に注目が集まっているのです。このステイウェディングを、ふたりやゲストの顔ぶれに合わせた自由度の高いオリジナルプランとして計画するために、どのような結婚式なのかウェディングスタイルをご説明します。

コロナ禍を経てリゾートウェディングやステイウェディングの注目度がアップ

画像 コロナ禍を通し、結婚式を諦める人や大人数のゲストを招待する結婚式のかたちや価値が大きく変見直されつつあります。
結婚式に求められている本質とは、規模や形式ではなく人生を通してお世話になった身近な大切な人への『感謝』や共に過ごす『幸福な時間』である…その結婚式を表現するウェディングスタイルとして、リゾートウェディングを含む『ステイウェディング』が注目を集めているのです。

大切なゲストと楽しむリゾートウェディングやステイウェディングとは

大人数で祝う結婚式はもちろん素敵なウェディングスタイルですが、コロナ禍を機に少人数の結婚式が主流となりつつあります。
大切なゲスト一人一人と過ごす時間を重視し、普段言えないような感謝の言葉を伝えたり、一緒に過ごす経験や思い出を大事にしたいと思うカップルが多くなりました。
うらを返せば、現在の状況だからこそ形式に囚われない「本当に大事にしたいもの」「本当にやりたいこと」だけが追及できる結婚式があげられる状況とも言えるでしょう。

コロナ禍を経て密を避けホッとできるイベントへのニーズが急上昇

従来の国内でおこなう結婚披露宴は、大勢のゲストを招待し一同に会する三密でのイベントとなります。リゾートや屋外でおこなう少人数婚であれば、その点のリスクは下げることができるでしょう。招待するゲストもふたりに理解のある身内に限られ、広々とした密の少ない環境で安全な結婚式をおこなうことが可能です。
また、リゾートやホテルステイで、解放感溢れる非日常なロケーションでおこなう結婚式は、日常とは違った特別感のある1日になります。ゲストにとってもほっと息のつける、魅力的な時間となるはずです。

リゾートウェディングとは国内海外の人気リゾート地でおこなうウェディング

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@fleurdespois2017/ Instagram

リゾートウェディングとは国内や海外の観光地やリゾート地で行う結婚式のこと。
美しい風景や歴史的な建造物など、彩り豊かなロケーションが魅力的で、早朝からフォト撮影を行ったり明るい午前中に挙式をして、その後に披露パーティーやお食事会をするというスタイルが一般的です。
リゾ婚は新婚旅行を兼ねて行う場合も多くあります。両親への感謝の気持ちを伝えたいというカップルも多く、親孝行のために旅行をプレゼントすることも多いようです。

リゾートウェディングのゲスト数は少人数招待が主流

リゾートウェディングは両家家族、親族、ごく親しい友人をゲストとして招待し、10人から20人程度の少人数で行うことが多いウェディングスタイルです。
しかし国内の軽井沢や海外グアムなど、アクセスが便利で旅行費用が安い場所では、ゲスト招待人数は40~50人程度になる場合もあります。
特に、首都圏から交通アクセスが便利な軽井沢でのゲスト数は通常の結婚式と変わらない程度になることもあるようです。

リゾートウェディングで人気の場所はハワイや沖縄など非日常空間が楽しめる地域

リゾートウェディングで選ばれる場所は、多くの場合宿泊地やリゾート施設が充実している場所。国内リゾートウェディングであれば沖縄、軽井沢、北海道、京都が人気です。海外であれば、ハワイ、グアム、バリ、サイパン、モロッコ、西ヨーロッパなど。気候や環境が過ごしやすい場所や、日常を忘れられる美しい景色が広がる有名リゾート地が人気です。
特に、日本では沖縄、海外ではハワイが圧倒的人気。「親孝行を兼ねて」「新婚旅行を兼ねて」などの理由から、両親世代にも人気で外国語が使えなくても問題なく、買い物や観光アクティビティが充実している有名リゾート地に人気が集中しています。

ステイウェディングとは海外から国内まで幅広い形態の宿泊型結婚式

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写真提供:藤内 留美

ステイウェディングとは、新郎新婦もゲストも、結婚式前日、当日、翌日まで宿泊をともなう結婚式全般を意味します。
結婚式会場はリゾート地や観光地、ホテル、旅館、温泉、ロッジ、キャンプ場、ガーデンなどさまざま。リゾート地でおこなう結婚式『リゾートウェディング』も広い意味ではステイウェディングに入ります。

ステイウェディングのコンセプトは『ゲストとゆったり過ごす時間の確保』

一般的な結婚式では、新郎新婦も両家の家族も朝から晩まで仕度やゲストへのおもてなしで慌ただしく1日が過ぎ、本来いちばん大事な人たちとのコミュニケーションがおろそかになってしまうことも。
しかしステイウェディングなら、ホテルなどの宿泊サービスを伴うものから、1日滞在型のものなどさまざまなスタイルがあり、いずれも両家共に一日ゆったりと過ごせる時間をとることができます。
結婚式前後の日にみんなで宿泊することで、挙式だけでなく、その前後のゲストとのコミュニケーションも重視したスタイルの結婚式を計画できるのです。

リゾートのホテルステイから地元の温泉や牧場、ロッジまで宿泊場所はさまざま

ステイウェディングの結婚式会場や宿泊先は、ふたりの希望で選び方は本当にさまざまです。例えば、次のようなステイウェディングが計画できます。
【ステイウェディングの計画例】
  • ホテルウェディングで家族やゲストとホテルステイ。慌ただしさのない時間を満喫
  • リゾート内のチャペルで挙式。ラグジュアリーリゾートのホテルステイを満喫
  • 温泉地の旅館または料亭での結婚式と宴会。温泉宿で保養や観光を楽しむ
  • 湖畔でのガーデンウェディング。近くのロッジでアットホームな会食と宿泊
  • 瀬戸内や小笠原の離島でビーチウェディング。島のホテルに宿泊しゆったりした島時間を堪能
…など
計画例を見ていただければ、年配の方にも失礼のないフォーマルなステイウェディングから、非日常空間をたっぷり楽しむラグジュアリーなステイウェでイング、リゾートよりも身近な温泉地・避暑地・地元の景勝地のような場所で、もっと気軽に等身大に楽しめるアットホームなステイウェディングまで、本当に幅広い選択肢があることがお判りいただけるでしょうか。 画像

写真提供:関口 美沙子

どのような場所でどのような時間を過ごすかはふたりとゲスト次第

ステイウェディングでは、新郎新婦がどのような場所でどのようにゲストと過ごしたいかを軸に自由に選択して決める、「リゾートウェディングのオリジナルプラン」とも言えます。そのため、おもてなしや演出余興などの計画以上に、滞在時間をゲストとどう楽しむかという計画のほうがプライオリティが高くなるケースも多いのです。
特に、結婚式の時間だけでなく滞在時間をどのようにゲストと過ごすのかを計画するのはとても楽しいはず。準備時間や打合せ時間まで楽しめる結婚式のスタイルと言えそうです。

【リゾートウェディング・ステイウェディングの滞在スケジュール例】

※2泊3日型滞在の場合
滞在1日目 午前中 日中
新郎新婦 現地到着 現地最終打合せ 家族とディナー
両家家族 現地到着 新郎新婦とディナー
一般ゲスト 一部の一般ゲストは挙式当日に現地入り
滞在2日目 午前中 日中
新郎新婦 仕度&撮影 挙式&会食 ゲストと二次会
両家家族 仕度 挙式&会食 両家家族で打ち上げ
一般ゲスト 現地到着 挙式&会食 新郎新婦と二次会
滞在3日目 午前中 日中
新郎新婦 ゲストや家族と朝食 自由時間 現地から帰宅
両家家族 新郎新婦と朝食 自由時間 現地から帰宅
一般ゲスト 新郎新婦と朝食 自由時間 現地から帰宅

オリジナル度の高いリゾートウェディングやステイウェディングの依頼先と費用

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写真提供:藤内 留美

コロナ禍でリゾートウェディング、ステイウェディングへの注目度が高まる中、既存のリゾートウェディングプランではなく、よりオリジナル度の高い結婚式での時間の過ごしかたを計画したいニーズが増加しています。
リゾートウェディングのプロデュース会社が用意した規定のプランのスケジュールでは、仕度から挙式まで4時間~5時間で終了。開始時間も会食の時間も決められているため、自由度の高い結婚式を計画するのはむずかしいことが一般的な認識でした。

オリジナル度の高いリゾートウェディングを楽しみたいカップルが急増

行先、宿泊先、時間の使い方まで自由にアレンジして楽しめるのが、オリジナル度の高いステイウェディングの醍醐味といえます。
挙式となる会場、ゲスト数に合わせた会食場所や宿泊先のアレンジ、新郎新婦とゲストの旅行手配、結婚式前後の滞在時間の過ごし方…これらをすべて別々にゼロから手配し、ゲストの分まで手配をおこなうのはたいへんな労力です。行先となる科場所の旅行・観光・結婚式の分野に精通しプロフェッショナルな知識をもつ専門家のアドバイスが必要になってくるのです。

フリーランスのウェディングプランナーに依頼するメリット

そのため、自由度の高いステイウェディングの依頼方法として、フリーランスのウェディングプランナーに依頼する方法が注目されています。
従来通り会場や宿泊場所を自分で探して担当者に依頼するのではなく、会場となる場所や宿泊先をふたりの希望からプロに相談しつつ探し出すという方法になります。
フリープランナーにリゾートウェディングをはじめとするステイウェディングを依頼するメリットとして、次のような点が挙げられます。
【ステイウェディングをフリープランナーに依頼するメリット】
  • プロデュース会社では不可能なオリジナルウェディングが計画できる
  • 宿泊地域に適した季節やみどころに合わせた滞在プランが計画できる
  • 綿密な打ち合わせと細やかなプロデュース、サービス手配が期待できる
  • ふたりの要望やニーズの現地調査や対応、プランへの反映が時間がかからず迅速
  • 打ち合わせ当初から現地での挙式、会食アテンドまで同じプランナーが担当できる
リゾートウェディングや宿泊をともなう結婚式をフリープランナーに依頼するメリットについて、詳しくはこちらをご覧ください。

ステイウェディングの費用やお車代について事前にフリープランナーに相談できる

リゾートウェディングはじめ、遠方での宿泊をともなう結婚式を計画する際に、特にきになる費用がゲストの交通費と宿泊費となるお車代です。
ゲストを招待するために、このふたつをどこまで新郎新婦が負担するべきか。どのような切り出しでゲストにお車代について説明し、招待すればいいか…など、費用面についてもフリープランナーがゲストの顔ぶれにあわせ、丁寧に相談にのってくれるでしょう。
トータルの結婚式費用に関してあらかじめ予算を伝えておけば、その範囲内で無理のないプランを設定し、新郎新婦の自己負担分もあわせて考慮した計画ができるはずです。 画像

@fleurdespois2017/ Instagram

リゾートウェディングやステイウェディングはゲストと過ごす時間を大切にできる

リゾートウェディングやステイウェディングは、宿泊を取り入れることで、ゲストとゆったり過ごす時間をより自由に、より長くアレンジできるウェディングスタイルです。
行先はどこにするのか、どんな場所に泊まるのか、結婚式以外の滞在時間を、ゲストとどのように過ごすのか…考えただけでもワクワクするでしょう。
ふたりが結婚式という人生最良の日に、どんなふうに大切な人との時間を過ごしたいのか、夢をたくさん詰め込んだウェディングプランをぜひ実現させてください。

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