結婚式のテーマを表現するためのコンセプトはどうやって決める?『コンセプトウェディング』の魅力とアイデア例

更新日:2021.03.19

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写真提供:小関 陽子

ふたりの結婚に対する気持ちや想いをテーマにして、オリジナリティのあるウェディングをコンセプトに基づいて創り上げる『コンセプトウェディング』が人気を集めています。演出、装飾、衣裳、料理などに反映し、ゲストにもふたりのメッセージが伝わるよう統一感を持たせるよう表現するのは、表現の方法やアイテム集めなどに精通した知識や情報が求められ、難しいことも多いのです。結婚式準備を楽しくするコンセプトウェディングの準備方法とは。ふたりのテーマからコンセプトを決めるためのコンセプトメイキングの方法、コンセプトシートの作り方、テーマを楽しく表現する結婚式の実例について紹介します。

コンセプトウェディングとはふたりの『テーマ』を結婚式の中で表現し演出するスタイル

コンセプトウェディングとを簡単に説明すると、ふたりの人生や共通考え方を、結婚式で使用するさまざまなアイテムや演出の中でコンセプトに従って表現し、結婚式のテーマとしてゲストに分かりやすく楽しんでもらい、ふたりだけでなくゲスト全員でその世界感を楽しみ、記憶に残る結婚式を創り上げるとことです。

コンセプトウェディングは欧米ではトレンドのウェディング

InstagramやPinterestで欧米をはじめとする海外の、おしゃれでオリジナリティ溢れるウェディングのフォトを目にすることが多くなりました。これらのウェディングフォトを見ただけで「おしゃれだ」「個性的だ」と感じることができるのは、彼らの作る結婚式がテーマに沿った強い訴求力に溢れているからです。
海外発信のコンセプトウェディング(オリジナルウェディングという人も)はまたたく間に日本の花嫁を魅了しました。
現在ではウェディングアイテム選びや衣裳、装花、装飾、演出に統一感をもたせた素敵なウェディングの実例を、日本でもたくさん見ることができます。

ウェディングでの「テーマ」と「コンセプト」の意味の違いを確認

コンセプトウェディングについて考える前に、まずは「テーマ」と「コンセプト」の意味の違いについて、しっかり確認しておきましょう。

  • テーマとは…
  • 企画があったとしたら、その企画の「主題」のこと。例えば動画を撮影しようとたとき、動画の内容はオムライスについて題材に撮影しようと決めます。動画の題名は「オムライスの作り方」。これがテーマです。
  • コンセプトとは…
  • コンセプトは「企画の枠組み、骨組み」を指します。どんな方向性と切り口で企画を進めていくのかを明確にするためのどのように表現していくかの指針になるものです。
    オムライスの作り方とひとくちに言っても、表現方法は人それぞれです。トロトロ感やしずる感を丹念に表現したいのか。シンプルなオムライスを簡単に作れる手順を分かりやすく表現したいのか…この「テーマ」の表現となる枠組みが「コンセプト」なのです。

例えば、ふたりの結婚式で表現したいテーマがふたりの出会いとなった場所『ハワイ』にするとしましょう。そのテーマを、ハワイのどのような部分をコンセプトに表現するのでしょうか。
例えばハワイのビーチをイメージした装飾にする、リゾートをイメージしたラグジュアリーな装飾にするのか、マニアックにハワイの聖なる植物であるブラッドフルーツしばりで表現する…など。テーマをもとに考えた演出や装飾での表現の枠組みが「コンセプト」になるのです。

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写真提供:舘 ともみ

結婚式の『テーマ』を決めることで結婚式準備にどんな効果をもたらす?メリットは?

結婚式のテーマを決めることは、結婚式の準備をすすめるうえで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

結婚式のテーマを決めるメリット

今までのウェディングでは、結婚式のテーマを決めずに結婚式準備を進めるカップルの方が多かったでしょう。結婚式専門会場は会場施設のデザインや施設自体がコンセプトに基づき設計されているケースがほとんどのため、特別にテーマを考えなくても、ある程度結婚式に統一感を持たせることは可能だからです。しかし「ふたりらしさ」やふたりの想いをより強く表現したいと考えている場合には、まずはテーマを決めてから結婚式の準備に取り掛かることおすめします。

【結婚式のテーマを決めるメリット】

  • 結婚式の招待状発送から結婚式最後のお見送りギフトまで統一感を持たせられる
  • テーマからコンセプトに基づいて演出アイデアを考えることができる
  • ふたりのこだわりの優先順位がつけやすく費用を抑えるポイントも見えやすくなる
  • 直接話す時間が少なくてもゲストにふたりの想いや気持ちをより強く伝えられる
  • 他の結婚式とは違うオリジナリティで特別な記憶としてゲストの記憶に残すことができる

結婚式のテーマを決めるなら結婚式会場を決める前にふたりで話し合っておく

結婚式のテーマは結婚式の基礎となる部分とであるため、会場探しの前にふたりで話し合って、それに基づいて会場を選ぶ段取りがスムーズです。
ただ、いざテーマを決めようとしても、結婚式準備が初めてであるふたりにとっては、そう簡単に人生の節目の大切なテーマを決めるのは難しいでしょう。
結婚式のテーマを決めるために、ふたりが歩んできたさまざまな経験や道のりをヒアリングし、大切なキーワードを書き出して手がかりを探っていく『コンセプトシート』についてご紹介しましょう。

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@ayw.wedding/ Instagram

結婚式のテーマをキーワードから考える『コンセプトメイキング』

コンセプトメイクは「なぜ、結婚式をしようと思ったか」「ゲストのおもてなしで大切にしたい部分」「等、多数のヒアリング項目をお伺いさせていただき, おふたりからお話しいただいた言葉をもとに結婚式のコンセプトを創るというものです。

コンセプトシートを作ってふたりの結婚式に対する希望やイメージを視覚化する

結婚式のコンセプトシートとは、新郎新婦に共通の質問に答えてもらい、ふたりの考え方や結婚式への思いを可視化して客観的に見つめ直し、ふたりの人生や考えに共通するぴったりのテーマを見つけ出すためのシートです。
このシートを作ることで余計なアイデアが絞られ、会場選びや演出アイデアなどをコンセプトメイキングに基づいて考えやすくなります。制作方法には決まりはありませんが、次のような質問に答えてもらい、ふたりのパーソナルな部分を深堀していきます。

【テーマを決めるコンセプトシートの質問一覧例】

    <結婚式についての希望や考え>

  • 結婚式のテーマ(コンセプト)
  • テーマカラー
  • 雰囲気(ナチュラル、派手、アットホーム…など)
  • 結婚式で大切にしたいキーワード、ゲストに伝えたいこと
  • <ふたりの出会いや思い出>

  • 出会ったきっかけ
  • 思い出のデート先
  • 共通の趣味や好きなこと
  • ふたりの関係で大切にしていること
  • ふたりでハマっていること
  • <個人的なこと>

  • 好きな映画
  • 好きなスポーツ
  • 好きで続けている趣味  …など
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写真提供:若林 景子

コンセプトメイキングは担当のウェディングプランナーに相談しながら行うのが理想

テーマを決めてもそれを「どう表現できるのか」が重要になります。
ふたりのテーマを表現できるポテンシャル(ゲストの収容力、演出可能な設備、テーマにあったロケーション…など)を備える会場選びや、予算内の費用で実現可能かどうか、表現してくれるのに最適なクリエイター探しなど、コンセプトを実現するにはさまざまな準備や手配が必要です。
そのため、コンセプトメイキングをおこなう場合は、現実的に実現可能なプランに落とし込めるウェディングプランナーに相談しながらおこなうことをおすすめします。
しかし本来は、会場探し前にコンセプトメイキングができることが理想です。そのため、フリーランスのウェディングプランナーであれば、会場決定前にコンセプトメイキングのみ相談にのってもらう方法もあります。コンセプトメイキングをもとに会場探しをおこなうことも可能です。

フリーランスのウェディングプランナーに依頼できるポイントプロデュースについて、詳しくはこちらをご覧ください。

こんな『コンセプトウェディング』が実現可能。ウェディングテーマの実例を紹介

最近では、「テーマが明確で統一感のあるおしゃれな装飾や演出をしたい」というニーズだけでなく、結婚式のテーマに「ゲスト一人ひとりとの絆を大切にしたい」「リラックスできる時間」など、結婚式の時間をどう過ごすかをテーマにコンセプトメイキングをして、開放的で面白いアイデアの結婚式を計画するカップルも急増中です。

価値観の違うふたりの結婚をテーマに「青」のカラーをコンセプトに表現

「同じ価値観のふたりがまざりあう」をテーマに、コンセプトカラーを青と決め、さまざまな結婚への思いを青で表現するウェディングです。席札、テーブル装花、結婚証明書など、色彩のちがうさまざまな青で彩った美しいビジュアルのコンセプトウェディングを実現しました。

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写真提供:小関 陽子

テーマは「大自然の中で過ごす」。「アキマツリ」をコンセプトに一泊二日のステイウェディングを実現

「これからもずっと家族ぐるみでお付き合いをしていく友人だからこそ、子どもたちも一緒に、家族みんなで楽しんで欲しい」そんな想いをテーマにコンセプトを「イナワシロアキマツリ」にしたふたり。新婦の故郷に友人たちを招き、大自然の中で過ごす”1泊2日のお泊りのウェディングパーティ”を実現。昼は庭と室内で思い思いに自由に過ごせるパーティ、夜はテントの下でみんなで花火とバーベキュー。コンセプト通り、秋の夜長を心ゆくまで楽しむウェディングに。

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写真提供:関口 美沙子

「ありのまま」をテーマに広大な自然に囲まれたロケーションに誓いの場を作るフォトウェディングを実現

コロナ禍で密を避けたウェディングイベントとしてフォトウェディングに注目が集まる今、ふたりのテーマをふたりらしいロケーションで、オリジナルプランを作成して表現する上質なフォトウェディングの人気が急上昇。
「ありのままのふたりでいること」をテーマに、広大な自然の中で祭壇を作り、自分の正直な気持ちをしたためた初めて手紙を送りあうセレモニーをおこないました。

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写真提供:舘 ともみ

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