コロナ禍でも、周囲に配慮しながら手軽に結婚の思い出が残せる理由から、注目度が急上昇しているフォトウェディング。格安料金プランからオーダーメイドのハイクオリティプランまで、あらゆるフォトスタジオが工夫を凝らしたサービスを展開しています。ただ「一生の思い出になる結婚式の変わりを、フォトウェディングだけで後悔しない?」と不安の声も。
いま、結婚式について知り尽くしたウェディングプランナーによって「撮影時間を必ず素敵なふたりの思い出の時間にしたい」とプロフェッショナルな視点で提案する、フォトウェディングのプランに注目が集まっています。今回はウェディングプロデュース【TOBEIGE(トゥベージュ)】のフリープランナー・舘ともみさんが提案し、注目を集めるフォトウェディングサービスをご紹介します。
もくじ
フリープランナー・舘さんが提案する新しいフォトウェディングのかたち
舘さんが提案するフォトウェディングとは?
【stay HOME photo】¥45,000~(+tax)
「どんな状況でも少しでも結婚式に対して前向きになってほしい」との強い思いから考案した、オールリモート、オールセルフで撮影する、新しい形のフォトウエディングプラン。
セルフ撮影に必要なアイテム(新郎新婦衣装・ブーケ・靴・自撮り棒・三脚・床用布)をすべて配送。撮影前の打ち合わせ&撮影当日はクリエイター達がオンラインで見守る中、相談しながら進めることができるので、セルフ撮影を楽しみながら、プロの撮影技術やヘアメイクなども学べる。ふたりとクリエイターとで協力してウェディングフォトをつくり上げていく、まるでワークショップのような手作りのフォトウェディングの撮影時間が体験できる。
【すべて自宅で、オールセルフで、オールリモートでレクチャーを受けながら、撮影する本格フォトウェディング】…舘さんが提案する撮影アイデアに驚きました。今すぐ「自分も今すぐやってみたい!」「これから結婚する友達にお勧めしたい!」気持ちでうずうずしています。どういった経緯で、こんなアイデアが浮かんだのでしょうか?
舘
「結婚したばかりの時にしか表現できない、おふたりの表情や雰囲気を、大切な写真として残して欲しい」との思いからスタートしたフォトウェディングプランです。
ふたり一緒の暮らしをスタートし日々過ごしていくなかで、気持ちは少なからず進化し変化していきます。だからこそ、結婚したばかりの“いま”を残しておくことに、意味があると思うのです。
結婚したばかりのいま。一緒に暮らし始めたばかりのいま。
始まったばかりのいま、お互い何を感じ、思いでいるのか。
たとえコロナ禍が過ぎ、1年後の未来に本格的な結婚式が控えていたとしても、イレギュラーな時代をともに過ごしたことや、お互いを見つめるおふたりの新鮮な視線を、記録としてフォトに残しておきたいんです。
そうすれば、幸せな瞬間にあった素敵なできごとや、結婚の時のスタートの思い出が、鮮やかに蘇るはずです。
気持ちが痛いほど分かります。1年後に結婚式を控える前撮りでも、ナシ婚を選択したとしても、どちらを選択したとしても、結婚を決意した時間の思い出や、入籍を済ませ晴れて夫婦になった時の記憶は、素敵な思い出として記録に残しておきたいものです。
舘
コロナウイルスの影響で、ウェディング業界ではさまざまな問題が起きています。
結婚式の延期、中止の続出。大人数での集まりが制限され、先が見えなくて不安になってしまうおふたり…。
結婚式が延期になってしまった方の中には、なかなかプランナーさんとのコミュニケーションが取れず、今何をしたらいいのかと悩んでいる方も多いと耳にしていました。
でもおかげで、いままでの『当たり前』がいかに特別だったのか、気づくきっかけになったと感じています。
これからの結婚式のかたちは『結婚式はこうあるべき』いう考え方に、もう戻れないでしょう。
私たちプランナーは、ふたりが必要だと考えることが柔軟に叶えられるよう、結婚に対しての多くの選択肢やアイデアを生み出す提案力が、より強く求められる時代が来ていると考えています。
【stay HOME photo】自宅で叶うスタイリッシュなリモート・フォトウェディング
【stay HOME photoの疑問】
本当にお洒落なフォトウェディングがセルフ撮影で可能?
新しい形のフォトウェディング【stay HOME photo】とは、現在結婚式や前撮りができないカップル・ご夫婦に向けて、おうち時間を楽しみながら、いまの時間をふたりで写真に残すセルフ撮影企画。今までの日常に戻るにはもう少しだけ時間が必要ななかで、今まで以上に目の前にいる人を大切に思える時間と記録を、おふたりとクリエイターが、リモートで話し合い、協力しながらつくり上げていくプラン。
本当にセルフでフォトウェディングが可能…?気になる疑問を舘さんにとことん聞いてみました。
【stay HOME photo】の打合せはオンラインでおこないますが、通常のフォトウェディングの打合せはコーティネーターのみの場合がほとんどです。このプランは、打合せの段階から「関わる人全員と顔合わせができる」ようになっているのですね。
舘
このフォトプランでは、打合せにはプランナーである私以外にカメラマンとヘアメイクも参加します。
今ある小さな不安までも解消できる時間になったらいいなと考えました。各クリエイターとすぐ繋がれるオンラインでの打ち合わせをプランに入れ、打合せ時間が意義ある時間と経験になるよう工夫しています。
本当はリアルでヘアをつくりたい、撮影したいはずなのに、快く賛同してくれたヘアメイクさん、カメラマンさんには本当に感謝です。
打合せではどんな疑問や不安が解消できますか?例えば、自宅内ではなく自宅の庭や近くの公園で撮りたいといった要望も可能でしょうか?
舘
セルフ撮影プランでは、貸し出しのウェディングドレス着用でアテンドもいないため、基本的に室内撮影のみです。
庭、ベランダ、家の周辺ぐらいのちょっとした屋外なら、ドレスによって可能な場合もあります。ヒアリングの際に、ぜひご相談下さい。
また、「自分好みのオリジナルブーケをつくってほしい」「こんな撮影は可能?」といった撮影に関する細やかな質問も、オンライン打合せにはクリエイターが全員同席しているので、お気軽に相談ください。
打合せ回数や、準備期間はどれぐらい必要ですか?
舘 打合せ回数はオンラインの1回で基本的にはすべて終了できます。準備に必要な期間は、申し込みから予定が合えば最短で2週間ほどで可能です。ただ衣装の空き状況も確認が必要です。
撮影当日はどんなアドバイスがいただけますか?
舘
撮影当日は、レクチャーの後はふたりで自由に撮影を楽しんでいただけます。
撮影する三脚の角度やiPhoneの設置場所は、カメラマンが当日オンラインで見て確認しますので心配はありません。今までどの方も問題なくスムーズに撮影できていますよ。「ここに小物を置いてほしい」「こんなポーズで」なんていうアドバイスや提案もしていきます。
また、当日はヘアメイクもオンラインで入ってくれるので、ヘア・メイク共にアドバイスしてくれます!途中、希望があればヘアチェンジもOKです。
撮影時間の楽しみ方にコツはありますか?
舘
とにかくいつものふたりで撮りまくる!
誰にも見られていないので、ゆっくり試行錯誤しながら撮ることができます。素敵に撮れた画像だけでなく、失敗してしまったり変な表情だった…おふたりで話し合いながら作ったどのフォトも、素晴らしい思い出に変わるのでは、と思っています。
【stay HOME photo】準備と撮影の流れは?クリエイターがふたりのために集結
自宅で、カメラ技術のつたない初心者でも、プロのクリエイターたちのアドバイスで本格的なフォトウェディングがセルフで楽しめるプラン。
どのような準備と流れで撮影が進んでいくのでしょうか。舘さんに詳しく内容を伺いました。
【1】問い合わせ後の相談や打合せはオンラインで
メールでの問い合わせ後、担当する「プランナー」「カメラマン」「ヘアメイク」3名それぞれと、オンラインで直接打合せをおこないます。
まずはプランナーから撮影内容について説明します。併せておふたりの雰囲気や撮影イメージのヒアリングをして、お聞きした内容から衣装提案をしていきます。
プランナーとの打合せの後は、カメラマンとおふたりの自宅での撮影位置の確認、ヘアメイクとのヒアリングが続きます。新婦様が持っているメイク道具やアクセサリーを確認させていただいたうえで、メイクイメージを提案させていただいています。
【2】ふたりのタキシード、ドレスは新進気鋭のウェディングブランドからセレクト
打合せ時間と並行して、プランナーと一緒に衣装選びもおこないます。
新郎の衣装は、着るだけでランクアップさせると話題の、タキシードブランド「VERB」のタキシードからセレクトしていただきます。
新婦の衣装を提供するドレスブランドは、洋服のように着回しが可能な、ドレスブランド「Quantize Bridal (クォンタイズ ブライダル)」からセレクト可能です。
また、ウエディング以外でも活躍するクリエイター達による、スタイリッシュで贅沢なフォトウエディングを楽しんでいただけるんです。
【stay HOME photoが用意するタキシード&ドレスブランド】
・新郎タキシード
「VERB(ヴァーブ)」…
メンズのアパレルブランドと、ウエディングの両方の顔を持つ。「時代に左右されない装い」をテーマに、正統派のタキシードからスタイリッシュなデザインまで多彩なバリエーションのタキシードを展開。
・新婦ドレスブランド
「Quantize Bridal (クォンタイズ ブライダル)」…
Quantizeは、ドレスブランドとして、ファッションを“着る”だけでなく“⾒る”ことでも楽しみを与えるエンターテイメントをコンセプトに2006年に福岡にて設⽴。フルオーダーでセパレートタイプが特徴のウエディングドレスは、⽣地も花嫁様の好みで選ぶ事ができる。その他にもサイズはもちろん、挙式やパーティ、⼆次会、前撮り、後撮りなどシーンに合わせてどれを組み合わせても素敵な1着になるように、計算しつくされたアイテムが揃う。
撮影に必要なアイテムをすべて自宅へ配送
打合せで選んでいただいた衣装とあわせ、撮影に必要なキットをすべてご自宅へ配送します。中身を確認していただき、当日の準備から自分たちでおこないます。
【キット内容】
・タキシード
・ドレス
・インナー
・靴(新郎用)
・ブーケ(オプション料金でオリジナル作成も可能)
・自撮り棒、三脚、床用布
【4】いよいよヘアメイク&撮影を開始
撮影当日は、オンラインで繋いだまま、自分たちでヘアメイクや室内準備、セルフでの撮影を行っていきます。
ヘアメイクからレクチャーを受けながら、ポイントメイクとヘアセットをセルフメイクしていきます。お仕度が済んだら、カメラマンから撮影場所や角度、ポーズなどのレクチャーを受け、いよいよ撮影がスタートです。
撮影時間は自由に、ふたりだけでの時間を思い切り楽しんでください。
撮影終了後は、キットをすべて箱に戻して返却します。返送用伝票はキットと共に用意してありますので、特別用意する手間はありません。
【5】写真セレクトからデータ納品まで
片付けが終わったら、おふたりで撮影した画像の中からカメラマンに修正・編集・文字入れしてもらうデータを「セルフ撮影分」「おふたりの思い出写真」から10枚選びます。セレクトの配分は自由です。
カメラマンによる編集、文字入れ後、データを納品します。データをCDに焼いてほしい、アルバム加工してほしいなど納品方法を変更したい場合はオプションでのご依頼が可能です。
【stay HOME photo】フォトウェディングの、結婚式の、無限の可能性
舘
このフォトウェディングプランは、協力頂いているタキシードブランド「VERB(ヴァーブ)」の友人とふたりで「結婚式や結婚に対して少しでも前向きになるきっかけをつくり出そう」との思いから、長時間の話し合いと検討を経て始まりました。
『全てオンラインで行う』なんて撮影方法は、私たちもクリエイター陣も経験はありません。
全て0からつくり上げたプランです。
打ち合わせを重ね迎えた、初めての撮影当日。
ヘアメイクさんが、画面越しに一緒にヘアアレンジをしたり、撮影のポージングやカメラの角度をレクチャーしたり、プランナーとアクセサリーを決めたり。
ひょっこり新郎さんが画面に出てきて、新婦さんが新郎さんのヘアをいじってみたり…。
思わぬ不便も確かにあります。
でも、撮影時間もおふたりの空間も、全体を包み込む流れはとても温かくて、思わず口角が緩んでしまうんです。
舘
無事に撮影は終わり、上がってきた写真を見て、改めて『今を残す価値』を伝えたい気持ちが湧き上がってきました。
だから「このフォトウェディングを友達の結婚祝いにプレゼントしたい」とお問い合わせをいただいたとき、とても嬉しかったんです。
自宅で撮影可能なフォトウェディングだからこそ、楽しめる場やタイミング、シーンもシチュエーションもとことん自由で、可能性は無限なんです。
マタニティフォト、ファミリーフォト、結婚祝い、新居祝い、結婚記念日、バウリニューアル…。
結婚に、または人生の節目にまつわる記念として、かけがえのない『今を残す』撮影時間を、ぜひ楽しんでいただきたいです。
フリーウェディングプランナー【舘ともみ】profile
茨城県出身。プランナー歴は9年目。
美容学校を卒業後、ゲストハウス型の結婚式場へ入社。もっと結婚式を学びたいとの思いから、ガーデンウエディングを数多く行うプロデュース会社のウェディングプランナーを経験し、4年で多くの経験や大切な体験を経て、フリーランスとして独立。
新郎新婦のスタイリングからプランニング・会場の装飾・結婚式当日まで、ふたりにとってベストな形をトータルでプロデュースするスタイルが特徴。
主に都心から離れた郊外や地方で多くのガーデンウェディングを手がけた経験から、地方に秘められた“ステキなモノやクリエイティブなもの”が、もっと見つかってほしい思いを込め、プロデュースの際はそれら要素をさりげなく提案し織り交ぜていく。
結婚式が終わったら会えないのは寂しいので「その後もふたりの人生にそっと寄り添える存在でありたい」と気持ちを込めて活動中。
舘 ともみさんへ結婚式の相談など、
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