【フリープランナーの提案する結婚式会場とパートナー】実績と信頼があるから結婚式のプラン提案の幅が広がる・フリープランナー東 佐江子さん

更新日:2022.06.22

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フリープランナーが提案するウェディングプランは、一般的な結婚式準備と違い、明確に決定している『会場』がないため、「依頼した場合、一体どんな結婚式ができるの?」と想像がつかず、不安になる方も多いでしょう。
愛知を中心に東海地域に根付いた結婚式づくりに取り組む東 佐江子さんのウェディングブランド【WEDDING LAPPLE(ウエディングラップル)】は、既に提携している会場を複数もっています。
ふたりにあうまったく新しい会場探しから始めるゼロからのプロデュースも含め、通常の結婚式プランのような、明確なパッケージプランも同時に提案、検討できる「分かりやすさ」が大きな魅力です。
夫でありウェディングプロデューサーでもある浩二さんをはじめ、多くのクリエイター・パートナーとチームとの信頼関係と結束力により、費用を抑えつつふたりの希望をゼロから形にする「プロデュース力」とは?ウェディングプランナーの経験値と実績をフルに活かした【WEDDING LAPPLE】の人気の秘訣に迫ります。

※【WEDDING LAPPLE】が提案する、結婚式の本質を大切にしたウェディングプロデュースの紹介についてはこちらの記事をご覧ください

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「フリープランナーが提案できる会場の多さ」は今まで培ってきた経験と信頼の証

【WEDDING LAPPLE(ウエディングラップル)】は、SNSや東さんの書かれたBlogを拝見していると、結婚式の会場開拓に非常に力を入れている印象を受けます。

結婚式場で結婚式を挙げる価値の高さが、より一層理解できました。
お客様が結婚式に求めるニーズをすべて叶えるために、会場は設計されていますし、サービスも常に充実しています。
ウェディングにとって『箱(※いわゆる会場)』はとても重要ですが、フリープランナーが提案できる会場には『結婚式会場以外』という制限があるのです。
私は、式場の提供するサービスに思う部分があってフリーになったので、お客様が求めているニーズ以上の価値ある結婚式の提案が、選ばれる秘訣だと思っています。
会場のサービスの良さを実感する分、それをバネにいいサービスをつくりたい、必ず作れると現在では考えています。

一般的に『フリー』を謳っている方に比べて【WEDDING LAPPLE】は、既に提携していらっしゃる会場の表記が多いですよね。
フリープランでは問い合わせ前に「どんな結婚式ができるのか」具体的に想像つかない場合がおおいので、ホームページを見ていると、ふたりが手がけてきた結婚式の例や情報量が多く安心できます。
他と比べても【WEDDING LAPPLE】の会場の提案の幅が広いのはなぜでしょうか?

前職の経験で積み上げてきた強みですね。
実は「【WEDDING LAPPLE】さんならウェディングのためにお貸ししますよ」と言っていただける会場もいくつかあるんです。
前に所属していた会社は地元でもブライダル界では名の知れた、信頼の厚い会社なので「あそこにいたのなら」と信頼してもらえる部分はあります。
また、私は前職の会場では管理職をやっていたので、お邪魔する姿勢を大事に会場側とお話させて頂いていますが、会場側に安心していただけるのは、現場を回せる経験値の信頼感があってこそだと感じます。
会場側にとって全く知らない方に初めて会場を貸す場合、どんなひとたちが使うのか心配な部分もあるからです。

【WEDDING LAPPLE】が提案する家族挙式・オリジナル提携会場例
①THE NINJAMANSION(25名まで)/愛知県豊田市
大自然に囲まれた、築150年の古民家の歴史的建造物となる古民家で貸切の結婚式を。和装挙式がぴったりだが、ヴィンテージテイストが好きなふたりなら洋装での利用もマッチする。
東さんが「田舎での結婚式」にこだわり、ぴったりな会場を愛知中の施設からリサーチして探し当て、オーナーにDMを送った縁から提携が実現。
本来は宿泊施設だが、ゲストと本当に近い距離感で過ごせる時間と豊かな緑に囲まれてるからこそ味わえる特別感は何物にも代えがたい時間に。会場敷地内にはドッグランも併設。会場側スタッフも全員犬好きのため、愛知でも数少ない「愛犬と一緒の結婚式」が楽しめる会場でもある。

※THE NINJAMANSIONでのウェディングの様子はこちらから。

フリープランナーが入る会場は、もともとは結婚式会場ではない施設です。
私が今まで取材をしたなかで、経験の浅い方のプロデュースの場合、マナー的な部分や会場のもつポテンシャルの範疇を超えたことをやろうとして、会場サイドを振り回してしまうケースも見聞きしました。

プランナーでフリーになる方のなかには、契約の際の新規接客ばかりやっていたので、自分で全部やりたいからフリーになる人が多いから、という現状もあるでしょう。
司会もキャプテン業務も、結婚式に関わる業務にはすべて関わった経験がいま役立っていますね。
前職の会社はいまでこそ上場も果たし大きな規模ですが、私が入社した当時はブライダル部門を立ち上げたばかりで、スタートアップメンバーは私を含め、たった15人しかいなかったんです。

…あ、結婚式業務はなんでもやってきた経験のおかげで、メディアからも声をかけてもらいやすいというメリットもあります(笑)

(笑)そんなメリットがあるんですか。

ゼクシィさんの記事にも情報提供でお声がけ頂いたり、ウェディング情報やマナー・演出系の記事の監修などを依頼して頂き、現在お仕事として携わっていますね。
また、地元テレビで“ウェディングの新しいあり方”を紹介したいという依頼で、昨年は地元テレビ曲のドキュメンタリー密着系の番組に出演させて頂いたこともありました。

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【WEDDING LAPPLE】が提案するオリジナル提携会場例

②サンセットウォーカーヒル(80名)/愛知県常滑市
アメリカンスタイルのカジュアルウェディングが叶うレストラン。テラスも併設されていて、開放感をたっぷり味わいながら、かけがえのない時間が過ごせる。葡萄畑での撮影も大人気。

「フリープランナーの分かりづらさを明確に」した多彩なウェディングプランを用意

【WEDDING LAPPLE】では、オリジナルウェディングのプロデュース以外にも、1.5次会や家族婚など多彩なプランを、結婚式場と同様に具体的に提示しているのが、他のフリープランナーのプラン提示方法と違っているのが特徴的だなと思いました。

もちろん、フリープランナーに依頼する最大の魅力である『オーダーメイドのウェディングプロデュース』が【WEDDING LAPPLE】のメインです。
ですが、「オーダーメイドがどんなものか分からない、想像がつかない」という方のために、もう少し「こういう感じなんだ」と申し込み前の手がかりにしてもらうためにも、スタイルごとで、かつ結婚式の本質(※)を大切にしたパッケージプランも提案しています。

会場をセットでプラン化して提案しているので、「フリープランナーに依頼したら、ホテルやゲストハウスのような、通常の結婚式会場とは違うどんな会場でどんなパーティができるか」のイメージをつけやすくする役割もあります。
最初は会場とセットで紹介されているプランから問い合わせされた方でも、ヒアリングの段階で、ふたりが見つけられないような提携会場や、全く新しい会場をゼロから探し始める相談に切り替えてのプロデュースも臨機応変に対応しています。
おふたりの相談の間口は違っても、ベースは、ふたりの希望や希望の情景を実現できる場所の提案ですね。

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【WEDDING LAPPLE】が提案するオリジナル提携会場例
③casa vila(10名まで)/愛知県伊良湖エリア
愛知で最も人気のあるリゾートエリアで、モデルハウスを一棟貸しきって行うアットホームなファミリーウエディング。も実現できる。
近くに海があるので、ビーチ挙式も可能。家族だけでかしこまらず、海外のホームパーティーのような過ごし方が実現できる。すぐ近くの開放的なリゾートロケーションやお洒落な会場を利用したフォトウェディングもおすすめ。
フォトウェディングのみのプランでも、家族を招待して出張シェフによる会食を楽しんだり、伊良岬でふたりきりのフォト撮影を楽しんだり…と、予算をかけない充実したこだわりのウェディングイベントが計画できる。

※casa vilaでのウェディングの様子はこちらから。

その他にも、フォトウェディングや動画撮影にかなり以前から注力していている印象です。実例やサンプルも多くて、とても分かりやすいです。【WEDDING LAPPLE】のフォトウェディングプランの特徴は?

ウェディングプランナーがフォトウェディングに介在する価値は、前撮りのような単なる撮影ではなく、ウェディングの一種としての時間の提供だと考えています。
ただ楽しくとか、オシャレにだけでなく、ふたりだけの特別な時間を味わってほしいと考え、プロデュースを提案するのが特徴でしょうか。

結婚式の本質を伝えられるイメージとロケーションづくりを大切にしているので、ファーストミートやフィナーレに想いを伝える時間など、お客様にとって撮影時に必要なウエディングの要素をスケジュールの中にカスタマイズしていきます。
また、ロケーション撮影では、三河地方では人気のフォトスポットである伊良湖岬での海と崖を背景にしたウェディングフォトで、いち早くお客様の心を掴んだ実績があるんです。
古民家貸切プランなど、通常のフォトスタジオのプランでは実現が難しいオリジナリティ溢れるロケーションでの撮影の手配やプロデュースも手がけています。

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【WEDDING LAPPLE】が提案するオリジナル提携会場例
④snow peak EAT(40名)/愛知県豊田市
大人気のアウトドアブランド「snow peak」が運営するカジュアルレストラン。
ロケーションを眺めながら、美味しいお食事と音楽を楽しみながら過ごせるアットホームなウェディングが可能。アウトドア好きな方はもちろん、気軽にガーデン挙式をしてみたい方にもお勧め。

「結婚式はプランナーだけでは作れない」チーム力でより魅力的なプロデュースを可能に

【WEDDING LAPPLE】のプロデュースのもうひとつの大きな特徴が、東さんと夫・浩二さんとのふたり体制でのプロデュースです。ウェディングプランナー二人三脚での強みは、どんな部分でしょうか?

夫との関係性は、私と夫との関係性は、パートナーではありつつも、ウェディングプランナーとしてはお互い『ライバル同士』であり、お互いのよい部分や力量を認めあって補いあっている…そんな関係性です。共に刺激を受け、競い合って、日々の成長を感じています。

ふたり体制で結婚式をプロデュースできるので、結婚式が“どこでも・どんなケースでも”対応できるようになったのも大きいです。
例えば挙式の規模が大きくなった場合も、森の中や草原といった何も設備がないところでも、夫と私の経験値やスキルによって、会場設営をはじめ結婚式に必要な準備が、自分たちだけで一定のクオリティまで手配できます。かつ費用を抑えての計画も視野に入れて準備できるようになりました。

設備のない、でもふたりが「ここ」と気に入った場所で結婚式を計画するのは、オリジナルウェディングで憧れる方も多いです。でも、もともと設備が整った会場での結婚式と比べ、通常は費用がかなりかかってしまうケースが多いですよね。

夫は支配人経験が長いため、結婚式会場の設営手配や、現場全体を俯瞰で見て包み込む経験に長けています。
また、私も結婚式に関わる業務はすべて携わっており、音響オペレーターとしての経験もあるので、プロ奏者を入れる際もオペレーションは自分たち、といった場づくりが実現できるのです。
ひとりで結婚式をプロデュースするより、ふたりで協力する体制によって、対応できる幅が何倍にも広がりました。

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公私共にパートナーであり、お互いを認め合う東さんと夫・浩二さん。(新郎新婦の両サイド、右が東さんで左が浩二さん)
共に働いていた会場では支配人である夫が上司であったが、実は社歴は東さんのほうが“ちょっとだけ先輩”だった。
東さんが2013年に『GOOD WEDDING AWARD2013 クリエイティブ賞』を受賞し、浩二さんが2021年に『GOOD WEDDING AWARD2021 ベスト50』に選出されるなど、ふたりは周囲からもプランナーの実力を認められ、常に切磋琢磨する関係性。
現在も「プランナーとしてはライバル」で、お互いに刺激を受けている。

東さん夫妻は同僚だったこともあり、前職での経験が現在の【WEDDING LAPPLE】に活かされているのが伝わってきます。お話を伺っていると、前職との関係性もとても良好そうですね。

会社に残るか、一緒に独立するか…本当に考え抜いた末の独立でした。ふたりとも前職の会社が大好きで、社長を尊敬しています。
私たちふたりが『結婚式』を大好きになれたのは前職のおかげなんです。
「自分たちが楽しまないと祝いの場はつくれない」がモットーのエンターテイメント性のある会社で、新郎新婦、ゲスト、そして結婚式を作る私たちまでもが一体となって、盛りがっていく『現場の場づくり』を、私たちは社長から学びました。
前職での結婚式作りと、そこで体験したシーンが大好きだったからこそ、「自分たちのエッセンスを入れた、前職に負けない結婚式を作りたい」想いが、【WEDDING LAPPLE】の超えたいハードルです。

また、前の会社にいたからチームで作る結婚式の大切さを心底感じており、いまも“チーム”で結婚式をプロデュースする方針はその体験からです。
フリープランナーは結婚式ごとにパートナーやクリエイターを変える方も多いですが、【WEDDING LAPPLE】では自分の目で見て信頼できるクリエイターの方々の中から提案しています。

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東さん夫妻が以前所属していたゲストハウス運営会社は、婚姻組数も結婚式を挙げるカップルも減っているなかで右肩上がりの成長を遂げている、ブライダル業界でも注目を集めている企業。
大きな特徴の一つは、「ウェディングプランナー一貫制」で、新郎新婦が無事に夫婦となるその日まで、ひとりのプランナーが責任を持って支え、見届ける。
また、結婚式会場の造作にも非常にこだわっており、内装や演出装置だけでなく、披露宴会場のサイズは、出席者にとって心地よい距離感を生む広さに設計。ゲスト同士の会話が弾むように、テーブルは大きすぎないサイズのものを選んでいる。
「いい結婚式を創りたい!」という徹底した社の方針のもとで経験と学びを得た東さん夫婦。
独立後も前職で繋がった人々と良好な関係を築きつつ、より一歩踏み込んでふたりの未来を幸せにするための結婚式を【WEDDING LAPPLE】で目指している。

同じ会場で結婚式をプロデュースしたとしても、プランナーとディレクションチームによって、結婚式の内容や場づくりは大きく変わるという意味でしょうか?

プログラムはフリープランナーができるけど、動かしていくクリエイターやパートナーによって、立体的に形作られていきます。
アシスタントの空気づくりが結婚式の思い出に大きくつながるため、とても重要な役割を担ってる人たちです。
プランナーだけではない。信頼している人たちの、チームの力を借りて、結婚式を創り上げるのが【WEDDING LAPPLE】の、最も大きな特徴だと考えています。

フリーウェディングプランナー【東 佐江子】profile

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愛知の司会会社・株式会社ブラスの運営するゲストハウスにて、10年間ウエディングプランナー・音響オペレーターを経験。2013年にはゼクシィが主催する『GOOD WEDDING AWARD2103 クリエイティブ賞』を受賞するなど、数々の実績を残す。
2016年に【Wedding Lapple】を立ち上げ、フリーランスプランナーとして独立した。

幼少期から音楽に触れながら成長してきたため、言葉の持つエネルギーで想いが伝わる力について強く実感しており、” 場づくり ” について日々模索しながらウェディングと向き合っている。
また、場づくりを通して感情の動きを重視する観点から、夫婦のエネルギーとなる映像や写真を残せるよう、未来を大切に描きながらプロデュースしている。

独立して8ヶ月後には妊娠、2017年6月に出産を経た後も着実にキャリアを重ね、現在ウェディングプランナー歴は17年目で、フリー歴は6年目を迎える。

受賞歴
GOOD WEDDING AWARD2103 クリエイティブ賞受賞

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【Wedding Lapple】Instagram
【古民家ウェディング | 愛知 | ニンジャマンション】Instagram
【ロウズ ウェディング | 渥美半島 | リゾート】Instagram

東 佐江子さんについて詳しく知りたい方は
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