滞在型ウェディングとは「結婚式での時間の過ごし方を、家族やゲストとの時間を、もっともっと大事にしたい」と考える新郎新婦に注目されているウェディングスタイル。
従来の国内リゾート(沖縄・軽井沢など)海外リゾート(ハワイ・グアムなど)でのウェディングや、ホテルに前日または当日泊するのも「滞在型ウェディング」です。
ですが、いま注目を集めているのは、自分たちらしくゲストの顔ぶれに合わせた過ごし方まで想定し選んだエリアや宿泊場所でのウェディング。既存のプランではなく、フリープランナーに相談して「充実した滞在時間の過ごし方」まで、まるごとプロデュースしてもらう方法もあるのです。
人気プランナーが手がける魅力的な3つの実例を紹介し、結婚式の時間を最高の思い出にするウェディングスタイルを解説します。
もくじ
いま注目の『滞在型ウェディング』。結婚式と旅を一緒に。リゾート婚との違いは?
新型コロナウイルスの流行により、国内でたくさんのゲストを招待する結婚式もできない…。
海外渡航が制限され、ハワイやグアムなどの海外リゾートウェディングをキャンセルせざるを得なくなってしまった…。
そんな中、注目を集めているのが『滞在型ウェディング』です。
滞在型ウェディングとは?
『滞在型ウェディング』とは、挙式日の前後に新郎新婦ふたりだけ、またはゲストとともに宿をとって宿泊し、滞在期間を通して結婚式の余韻をたのしむウエディングスタイルのひとつ。
挙式を含む滞在時間の前後、24時間がまるごと「ふたりで、またはゲストと過ごすウェディング」の時間に。
滞在時間を含む結婚式前後の過ごし方も工夫すれば、さまさまな思い出作りができる、まさに結婚式と滞在が一体となったウェディングスタイルです。
実は『滞在型ウェディング』はコロナ禍前から、ふたりだけ、またはゲストは家族をはじめ親しい人のみなど少人数結婚式のニーズの高まりに伴い、注目と人気が急上昇していました。
より深い思い出作りがしたい!『滞在型ウェディング』が注目される理由
ゲストを大勢招待できない制限された環境だからこそ、結婚式の過ごし方で「大切なひとと、より深い思い出作り」の重要性に多くの人が気づかされた経緯があります。
「大勢招待できないのだからゲストは招待せずにふたりだけ、または本当に気心が知れた身内のみでいい」
「お祝いのために心から会いたい、来たいと思ってくれる人だけで集まりたい」
コロナ禍によって、今まで「定番」と言われるウェディングスタイルに縛られることなく、結婚式でほんとうに過ごしたいひとや時間の使い方の意味を改めて見直すきっかけとなりました。
ゲストも時間の使い方も厳選してブラッシュアップされていくなかで、ゆったりと旅行や滞在時間を楽しみながら、より深い思い出作りができる結婚式を挙げるスタイルに、注目が集まったのです。
『滞在型ウェディング』の魅力。余白のある時間の使い方と自由なスタイルでの楽しみ方
今までもリゾートウェディングや、結婚式前後に新郎新婦や家族と親族がホテルに宿泊するようなケースはありました。ですが、『滞在型ウェディング』では、結婚式以外の滞在時間までウェディングイベントと捉えているのが特徴です。
場所、時間、過ごす人…いままで「結婚式のルールやマナー」に縛られながら考えてきたひとつひとつの要素に対して、もっと自由に、自分たちらしく、ゲストの顔ぶれに合わせたウェディングを計画できるでしょう。
- ・挙式も滞在時間もすべて「ウエディングの思い出」に。ゆったりした時間を楽しめる
- ・誰とどう過ごしたい?「ゆったりとした時間を過ごしたいひと」の顔ぶれが明確になる
- ・「滞在場所」の選択肢は無限。国内なら滞在日数と費用が気軽で手軽
- ・滞在場所がふたりと、ゲストにとって、何度でも訪れたい大切な場所になる
滞在時間があるから挙式だけでなく宿泊場所でもウェディングの余韻を楽しめる
宿泊施設での滞在時間もウェディングの時間に。二次会の代わりにベッドルーム以外にリビングルームのある部屋をとって、そこでゲストと集まって過ごしたり、部屋で結婚式の支度をして、親とのファーストミートを宿泊施設内でじっくりとおこなってから挙式会場に出発するなど、余白のある計画を立てられます。
フォト撮影、動画撮影といった思い出作りにも時間をかけられる
結婚式の思い出作りに欠かせない重要なイベントがフォトツアーやウェディング動画撮影。
挙式とフォトツアーや動画撮影を1日中かけて楽しめる滞在型ウェディングは、撮影に時間をかけたいと考える新郎新婦にぴったりです。
もちろん、挙式前後の滞在日数をゆったりと確保すれば、結婚式以外のゲストとの時間や観光、アクティビティの時間も費やせるでしょう。
旅(または小旅行)という思い出を大切なゲストと共有できる
「結婚式」というその時間だけで終わってしまうのではなく、「旅・小旅行」として新郎新婦とゲストが思い出を共有できるのが滞在型ウェディングの大きな魅力です。
結婚式の時間がたった1日の限られた時間だけで慌ただしく終わらず、旅行日程期間をウェディングの時間として、自由自在に楽しめるでしょう。
国内なら結婚記念の場所にいつでも何度でも訪れられる
国内のリゾート地であれば、ふたりの記念日や家族が増えた際の家族旅行で気軽に再 訪問できるのも大きな魅力です。滞在したホテルや、挙式会場周辺のロケーションフォト撮影地は、ほとんどが有名や景勝地であったり、自由に立ち入りができる場所。
結婚式の思い出の地を気軽に巡って楽しめるでしょう。
滞在型ウェディングの具体的なスタイルは?どこに相談すればいい?
じつは今までのウェディングスタイルでも「滞在型ウェディング」のスタイルはあります。
例えば「リゾートウエディング」や「テーマパークのホテルで宿泊も兼ねたウェディング」などは、滞在型ウェディングの一種と考えられるでしょう。
滞在型ウェディングは「さまざまな滞在地での滞在&挙式」になります。
旅行以外の目的でも、挙式の前後に滞在を計画したウェディングスタイルはすべて滞在型ウェディングなのです。
リゾートウェディングと滞在型ウェディング
リゾート婚は「滞在型ウェディング」のスタイルの一種類と言えます。
リゾート婚といえば、いままではハワイ・グアム・ヨーロッパ…といった、海外リゾートでの結婚式を想像する方が多かったのではないでしょうか。
コロナ禍では海外渡航を諦め、沖縄・北海道・軽井沢といった国内リゾート地での結婚式に切り替える方も増加しました。
旅先での思い出作り、リゾートならではのフォト撮影を兼ねるウェディングスタイル
リゾートウェディングは滞在場所が国内外のリゾート地にフォーカスされ、「リゾート旅行と挙式を楽しむウェディングスタイル」といった意味合いが強くなります。
非日常感たっぷりのラグジュアリーなリゾートホテルでの宿泊を楽しんだり、リゾートならではの美しいロケーションでのフォト撮影を楽しんだり…さまざまな内容のプランが用意されています。
リゾート婚スタイルの滞在型ウェディングの申し込み先
相談先はリゾートウェディングを取り扱っているプロデュース会社、リゾート婚プランの取り扱いのある旅行会社への申し込みが主流です。ただ大手の場合、プランの取り扱いのあるリゾート地はメジャーなリゾート地に限られるでしょう。
既存プランにない、もっと柔軟性のある自由なプランを希望する場合やマイナーなリゾート地を希望する場合は、フリープランナーに相談し、宿泊地含む滞在型ウェディングプランを計画・手配してもらうといった方法もあります。
ホテルウェディングと滞在型ウェディング
ホテルウェディングを選ぶカップルのなかには「家族、親族、親しいゲストが、挙式前日や当日に挙式と同じホテルに部屋をとり、ゆっくりと過ごす」滞在プランを検討される方が、昔から多い状況でした。
ホテルの設備やサービスを活かし、ゆったりと楽しむウェディング
ホテルであれば二次会を同じホテル内でセッティングしたあと、さらに部屋に戻って三次会を開いたり、新郎新婦がスィートルームをとって、家族や親族を招いて結婚式の余韻を楽しむ…といった過ごし方も可能です。
現在では数々のホテルのウェディングプランで、挙式だけでなくホテルでの滞在時間により焦点を充てたウェディングプランも増加しています。海外のようにホテルの部屋での仕度がかなうプランや、ホテル内でファーストミートがかなうプランなどを打ち出す滞在型ウェディングプランも増加しています。
ホテルウェディングスタイルの滞在型ウェディングの申し込み先
ホテルでのウェディングは、多くの場合ホテルに専用のプランが用意されています。滞在も希望する際は、ウェディング専用の滞在プランの用意があるか確認しましょう。
目当てのホテルがあるものの、ウェディングプランを扱っていない場合は、フリープランナーに相談し、ホテル側と交渉してもらう…といった方法もあります。
フリープランナーと計画する滞在型ウェディング
大手のプロデュース会社がプランを扱っていない地域や、既存の滞在ウエディングプランでは魅力を感じない方におすすめしたいのが、フリープランナーに相談し、プランニングを提案してもらうオリジナル度の高い滞在型ウェディングです。
https://leju.jp/magazine/20211001_01/
ふたりの希望やゲストの顔ぶれから挙式プランや滞在場所を提案してくれる
結婚式を取り扱っていない温泉宿・ホテル・グランピング施設・古民家で、もっとアットホームな滞在型ウェディングをを計画したい。
リゾートウェディングプランでは取り扱いのない自分たちにぴったりの場所で、自分たちらしい滞在型ウェディングを計画したい…。
そんな希望をヒアリングして、ふたりのためのオリジナルプランをプロデュースしてくれるのがフリープランナーです。
自分たちや招待しているゲストの顔ぶれに、どのような滞在型ウェディングのスタイルがあっているのかをフリープランナーに相談し、提案してもらう方法もあります。
フリープランナーに滞在型ウェディングのプロデュースを申し込むには
フリープランナーの探し方にはさまざまな方法があります。
「人柄やセンスに興味をもったプランナーに相談してみる」「自分が滞在したい地域を中心に活動しているフリープランナーに問い合わせしてみる」など、さまざまな基準で、自由に問い合わせが可能です。
初回カウンセリングは無料である場合が多いので、まずは気になったフリープランナーに、気軽に問い合わせてみましょう。
https://leju.jp/magazine/20201105_01/
実例【1】芸術とひとのぬくもりあふれる美しい瀬戸内の島で滞在型ウェディング
フリープランナー・藤内留美さんが手がける滞在型ウェディングプランは、アートの聖地と呼ばれる「直島」「豊島」「小豆島」など、穏やかで温かい瀬戸内の島々が舞台。穏やかな瀬戸内に緩やかに流れる時間は、あわただしい毎日で忘れてしまった自然体を取り戻せる場所です。
「ずっと訪れたかった場所」として、結婚式で初めてこの島を訪れる新郎新婦とゲストも多いそう。瀬戸内の島の魅力と旅行事情を知り尽くした藤内さんにより、経験と鮮やかな手配で、幅広いゲスト数にもプロデュース対応してもらえるのも魅力的です。
憧れの離島でおこなう滞在型ウェディングのプロデュース内容が知りたい!
藤内さんに、離島での滞在型ウェディングの内容やプロデュース方法について詳しく聞きました。
【Q:依頼で多いゲスト構成は?】
家族のみ、もしくは家族と親しい友人、トータル10名から35名程度。
昨年から人数が増えつつあります。
【Q:ウェディングプラン、滞在プランの決め方は?】
ゲストがどこから来られるかで前後の宿泊の有無、さらには宿泊者をグループ分けし適切な宿泊施設をお勧めしています。船便が多いわけではないので、皆様の送迎の手配もさせていただいています。
宿泊は、島の場合一棟貸しの宿泊施設が多いので、家族数名、友人数名で、合宿や家族旅行のように過ごしていただいています。滞在型ウェディングの中でも一緒に過ごす時間の多い、濃い滞在時間を楽しめますよ。
挙式場所は瀬戸内のどの島がよいかで決めていただき、食事会場は希望人数とロケーションで、船を利用し、挙式と島を変えての提案もできます。
(例:挙式は直島・披露宴の食事は豊島で…など)
【Q:滞在型ウェディングおすすめの過ごし方、滞在日数は?】
前日・当日の宿泊で2泊3日、もしくは当日宿泊をおすすめします。直島と豊島、どちらにしても宿泊も食事場所も送迎も、選択肢がたくさんあるわけではないのですが、すべてのお客様にとって必要な内容を私が手配させていただいていますので安心してください。
結婚式までの時間の過ごし方は、島の人たちと交流を深めたり、島に点在するアート鑑賞がオススメです。ゲストのなかには、新郎新婦と一緒に、ロケーション撮影に同行される方もいます。観光ではいかないとっておきの場所に一緒に行って楽しんでいただけますよ。
【Q:ざっくりとした平均的な費用相場は?】
簡単な費用内訳は…
- ・結婚式費用:150万~(ゲスト数により異なる)
- ・旅行費用 :30万(宿泊費。ゲスト数により異なる)~
- ・プロデュースフィー:30万~
※あくまでざっくりとした費用相場です。詳しくはお問い合わせください。
藤内さんが手がける瀬戸内のアートの島での滞在型ウェディングの魅力について、詳しくはこちらをご覧ください。
https://leju.jp/planner/rumi_tonai/
家族と、友達と、総勢35名で楽しむ滞在型ウェディングのプラン内容
写真提供:藤内 留美 【藤内】
新郎新婦は豊島で準備を終えて、直島で前泊。宿泊したホテルでお支度をして、直島教会で挙式(ご親族のみ)、豊島に渡って海のレストランでパーティーを行った結婚式。
ゲストの半数は豊島で宿泊をしました。当日、急遽泊まりたいと言われた方も(笑)
新郎新婦が宿泊する宿に友人も訪れ、皆さんでの会話は滞在中、ずっと尽きることはありませんでした。
- ・エリア 2島をめぐるウェディング | 挙式:直島 会食:豊島
- ・ゲスト数と新郎新婦とゲストとの関係性 | ゲスト数:35名 関係性:家族と友人
宿泊場所&宿泊をからめたゲストとの過ごし方
写真提供:藤内 留美 【藤内】おすすめは施設の一棟貸し切りです。親子で久しぶりに布団を並べて寝たり、友人も数名で部屋を共有することで、結婚式の時間だけではなく、沢山の時間を使って思い出をつくれます。
・直島/ベネッセハウス、マイロッジ直島
ベネッセはアート!結婚式のために島を訪れながらも、島本来の持ち味のアートを楽しみながら宿泊できる場所。
マイロッジ直島は直島の町並みを高台から望める景色が最高の場所。前日に宿泊し、当日宿泊したお部屋でお支度をするには最高のロケーションです。
・豊島/ウミトタ・白い寮・YUI・たかまつ屋
豊島はたかまつ屋以外は一棟貸しです。
たかまつ屋は個室(ゲストハウス風)で、島に旅行に来た方との交流も楽しめますし、貸し切って使用するケースもよくあります。引出物のひとつ”スイートスプリング(瀬戸内の名物であるみかん)”を作ってくれている方の宿でもあります。
瀬戸内の島だから、滞在型ウェディングだから体験できる魅力
写真提供:藤内 留美 【藤内】
直島、豊島、ともに世界から多くの人が訪れる島ではありますが、宿泊施設も少なく、食事をする場所も少ないです。
小さな古民家を利用した宿泊施設や食事場所…そんな小さな空間の中で、ゆったりと過ごすゲストとの時間になります。
「大人になってこんなにも近くで家族と過ごし、友人と過ごす時間があるだろうか」
…そう考えると、決して華やかでも便利でもない。けれどとても愛おしい時間になるはずです。
https://leju.jp/planner/rumi_tonai/
実例【2】家族の仲をより深めたい!地元の古民家や温泉宿で少人数滞在型ウェディング
フリープランナーが提案するウェディングプランは、一般的な結婚式準備と違い、明確に決定している会場や宿泊先がないため、「依頼したら、どんな結婚式ができるの?」と具体的な想像がつかず、不安になる方も多いでしょう。
愛知を中心に東海地域に根付いた結婚式づくりに取り組む東 佐江子さんのウェディングブランド【WEDDING LAPPLE(ウエディングラップル)】は、既に提携している会場や宿泊施設を複数もっています。
ふたりにあうまったく新しい会場探しから始めるゼロからのプロデュースも含め、通常の結婚式プランのような、明確なパッケージプランも同時に提案、検討できる「分かりやすさ」が大きな魅力です。
家族の絆を強める滞在型ウェディングのプロデュース内容が知りたい!
東さんに、地元の魅力を活かした滞在型ウェディングの内容やプロデュース方法について、詳しく聞きました。
【Q:依頼で多いゲスト構成は?】
今までの実例で、ゲストの構成は以下のパターンがありました。
- ①両家ご家族(前泊も後泊も有り)
- ②新郎新婦のみ(ゲストは結婚式のみ参加)
- ③親族も友人も全員ではないけど宿泊。遠方の方は全員宿泊。
ふたりきりから人数にあわせ、幅広い人数に対応が可能です。
【Q:ウェディングプラン、滞在プランの決め方は?】
提携先に宿泊ができる古民家があるので、自然に囲まれた場所で家族挙式をしたい方などにご提案できます。
「家族だけを招いて、コロナでできなかった顔合わせも兼ねてゆっくり深めたい」というご希望のお客さまに対しては、家族の絆を深めていただけるよう、料理も温泉も楽しめる旅館での滞在ウェディングをご提案したプロデュースもおこないました。
【Q:滞在型ウェディングおすすめの過ごし方、滞在日数は?】
地元のロケーションの美しい場所での手軽な滞在型ウェディングなら、1泊2日がベーシックにはなってきます。
ですが、2泊3日の中日が結婚式になるよう計画していただくと、気持ちを高めてから結婚式を開催し、余韻まで味わえるので余裕を持って過ごしたい方にはおすすめです。
【Q:ざっくりとした平均的な費用相場は?】
簡単な費用内訳は…
- ・結婚式費用:150万〜300万
- ・旅行費用:交通費+宿泊費+結婚式以外の飲食代
- ・プロデュースフィー:20万〜30万
- ・トータル 200〜300万円前後が多いです。
※あくまでざっくりとした費用相場です。詳しくはお問い合わせください。
東さんが手がける愛知周辺地の美しいロケーションを活かしてプロデュースする挙式や、魅力的な多数提携会場でのウェディングについて、詳しくはこちらをご覧ください。
https://leju.jp/planner/saeko-higashi/
地元の温泉宿で、両家の顔合わせを兼ねた絆を深める滞在型ウエディング
写真提供:東 佐江子 【東】
挙式&宿泊の舞台は、風光明媚な愛知きってのリゾート地「渥美半島」にある、築二百年の旅籠をリノベーションした「井筒楼」が滞在ウェディングの舞台です。
両家の家族のみで、コロナ禍で実現できなかった顔合わせを兼ねて、両家により打ち解けてほしい…という新郎新婦の強い思いを「滞在型ウェディング」でプロデュースしました。
- ・エリア 愛知県田原市渥美半島 井筒楼 | 挙式:井筒楼 会食:井筒楼
- ・ゲスト数と新郎新婦とゲストとの関係性 | ゲスト数:両家家族のみ5名
宿泊場所&宿泊をからめたゲストとの過ごし方
写真提供:東 佐江子 【東】
コロナ禍で両家顔合わせができず「結婚式が親御様同士の初対面」という状況だったため、おふたりの希望が「両家の仲が深まる結婚式」だったため、滞在型ウェディングを提案しました。
昼に結婚式をして、夜はふたりがいなくても家族同士が自然と会話ができるように、事前に両家が仲を深められる時間の過ごし方も含め、トータルでプランニングしました。
・THE NINJAMANSION/愛知県豊田市
大自然に囲まれた、築150年の古民家の歴史的建造物となる古民家で貸切&宿泊の結婚式を。和装挙式がぴったりだが、ヴィンテージテイストが好きなふたりなら洋装での利用もマッチする。東さんが「田舎での結婚式」にこだわり、ぴったりな会場を愛知中の施設からリサーチして探し当て、オーナーにDMを送った縁から提携が実現。
・casa vila/愛知県渥美半島
愛知で最も人気のあるリゾートエリア・渥美半島で、モデルハウスを一棟貸しきって行うアットホームなファミリー滞在型ウエディング。近くに海があるので、ビーチ挙式も可能。家族だけでかしこまらず、海外のホームパーティーのような過ごし方が実現できる。
・井筒楼/愛知県渥美半島
実例でも紹介している、渥美半島のにある築二百年の旅籠をリノベーションした旅館。
部屋は二間続きの広々とした和室が中心で、ひと部屋ごとに異なる意匠が楽しめる。
・銀波荘/西浦温泉・下呂温泉の旅館など
まとまった人数のゲストを招待し、滞在ウェディングとあわせて披露宴や宴会もやりたいと考える方には人数にあわせた温泉旅館むやホテルも提案可能。
フリープランナーだから、家族のみだから叶う滞在ウェディングの過ごし方
写真提供:東 佐江子 【東】
両家の仲を深めるには、ある程度コミュニケーションをとるための時間が必要です。
結婚式自体は、両家にとって「何となくお互いを知る機会」にすぎません。
その後の、滞在日の夜の晩酌で気兼ねなく会話をしていくことで、お互いを理解できる時間に繋がっていきました。
https://leju.jp/planner/saeko-higashi/
実例【3】都内からアクセス良好!ゲストの顔ぶれを変え二部制の滞在型ウェディング
「結婚式ってこんなにも自由なんだ!」と私たちに教えてくれた、日本のオーダーメイドウェディングを牽引する話題のプロデュース会社で、5年間トッププロデューサーとして活躍したRIKUさん。
2022年9月24日から新ブランドを立ち上げ、独立するRIKUさんのもとには開業直後にもかかわらず、噂を聞きつけた方たちから早くも依頼が殺到しているそう。
RIKUさんが提案するのは「肩肘を張らずに自分らしい滞在型ウェディング」滞在時間をフルに使って、招待するゲストの顔ぶれを分けておこなうから、それぞれの関係性にあった結婚式の過ごし方を思い切り満喫できます。
都内からゲストを気兼ねなく呼べる滞在型ウェディングのプロデュース内容が知りたい!
【Q:依頼で多い滞在型ウェディングのゲスト構成は?】
両家家族と、親族で…といったイメージでの依頼が多いですね。
わたしは「家族と友人で、おもてなしや顔ぶれ分けて結婚式を実施したい」という方にも、滞在型ウェディングを提案しています。
2泊3日の時間をたっぷりと使って、それぞれの顔ぶれにあわせたおもてなしや過ごし方ができ、結婚式の時間を思い切り楽しんでいただけます。
【Q:ウェディングプラン、滞在プランの決め方は?】
エリア、というより、過ごし方に合わせて場所ありきで、こちらから提案していますね。
おふたりとゲストにとってアクセスの良い場所にある古民家やグランピング施設が多いです。
・まるがやつ/千葉県夷隅郡大多喜町
2万平米の広大な敷地に佇む、築200年の古民家を一級建築士がリノベーションした一棟貸し&体験型宿泊施設。
今回の滞在型ウェディングの宿泊場所。
・Nowhere葉山/神奈川県三浦郡葉山町
神奈川県葉山にある高級貸別荘 Nowhere but Hayama。
葉山御用邸の隣、築100年の日本家屋をリノベーションした一軒家。1階は8畳の和室2室、6畳のお茶室、キッチン、石造のお風呂があり、2階は主寝室、シャワールーム、海を望むジャクジーがある。縁側に寝そべれば波の音や鳥の声が聞こえ、滞在ウェディングでは大切な人とリラックスした時間を楽しめる。
呼びたいひとは全員招待したい!おもてなしを分ける二部制滞在型ウェディング
【RIKU】
基本は1泊2日です。
前日夜家族とゆっくり過ごして、翌日は午前中に挙式をして、家族は自由解散します。
午後からは友達を呼んで披露宴を楽しんでいただきます。
まだまだ結婚式の余韻を楽しみたい方は、そのまま2泊目もセッティングできます。
- ・エリア 千葉県大多喜町 | 挙式:いずみ鉄道内 宿泊場所&披露宴:千葉まるがやつ
- ・ゲスト数と新郎新婦とゲストとの関係性 | ゲスト数:親族30名(1日目) 友人40名(2日目)
宿泊場所&宿泊をからめたゲストとの過ごし方
写真提供:RIKU 【RIKU】
前日夜は「まるがやつ」に宿泊。両家家族でBBQをおこない、みんなで暖簾を染める体験をおこないました。当日の朝はご家族水入らずで朝ご飯を。
挙式はいすみ鉄道内にて、友人も合流しての楽しい挙式に。
その後、ご家族とご親族は自由解散に。新郎新婦は友人の皆様と「まるがやつ」に戻り披露宴をおこないました。さらに二次会はサウナへ出発。新郎新婦とご希望のゲストは「まるがやつ」にもう一泊され、2泊3日での滞在型ウェディングになりました。
フリープランナーだから、二部制だから叶う滞在ウェディングの過ごし方
写真提供:RIKU 【RIKU】
両家の家族で過ごす時間は、当たり前のようでとても贅沢な時間です。
結婚式前夜から、結婚式はもう始まっています。滞在型ウェディングは、家族との時間を大切にしたい人には、とてもおすすめの過ごし方です。
https://leju.jp/planner/riku/